≪就活コラム⑤≫ 新卒カードって何?そんなに重要?
近年、転職するのが当たり前になってますよね。
ただその中で徐々に「新卒カード」という言葉が広まってきています。
「転職が増えてるのに新卒カードが重要と言われるのはなぜ?」
そんな皆さんに、この記事を読んでもらえればと思います。
新卒カードとは?
新卒カードとは、就職活動において新卒の有利性、価値があることを指す言葉です。
今や3人に1人が転職する時代なので、新卒カードってそんなに取り上げること?と思いますよね。
ただ、この転職する人の多くは、
既に転職した会社から、更に転職した人なんです。
つまり新卒で入社した人の転職率は思ったより高くないんです。
そのあたりも含めて、新卒のメリットデメリットを交えながらお答えいたしますね!
新卒のメリット
①さまざまな業界・職種に入社できる可能性がある(経験やスキルを問われない)
企業側は基本的に、新卒で採用した社員を即戦力として見ていません。
「文系だからIT系は難しい」
「理系だから営業職は難しい」
こんなイメージ持っている方は間違いです!
確かに理系のみ採用の企業もありますが、多くの企業は理系(文系)のイメージの強い職種であっても文理問わず新卒採用を行っています。
自身が大学で専攻している分野以外へ就職する方が多い理由ですね。
ただ、それが中途採用となると多くの企業は「キャリア採用」を行います。
すると、自ずと前職での経験を活かした業界・職種へ転職することが多くなります。
同じような業務だからこそ、再度の転職も多くなるということなんです。
②しっかりとした研修がある
先ほどお話した通り、企業側は新卒採用した社員を即戦力としては見ていません。
つまり、企業側からすると新卒採用は皆さんへの先行投資みたいなものなんです。
それに加えて、企業は皆様を育てていきたいと考えているので研修をしっかり行ってくれます。
だからこそ皆さんは自身の専攻と関係なく、知識やスキルがなくても、興味のある業界を選ぶことができるんですよね。
中途だと研修はあっても微々たるものです。
ある程度の経験があると思って採用しているので、手厚い研修はなかなかしてくれないんです。
③同期ができる
同期の存在は新卒入社でかなり大きいメリットと言われています。
「同期との楽しい会話があるから会社がより楽しい」
「同期だから話せる」
「同期と切磋琢磨できるからやる気になる」etc...
こういう意見がたくさん出てきます。
これは今までの学生生活でも同じですよね。
先輩・後輩にはない、同期ならではの会話、やり取りは新卒だからこそ味わえることなんです。
というのも、中途は基本良い人材がいたら都度採用なので、1名や2名で入社してくる場合がほとんどです。
その唯一の同期も年齢が同じことなんか滅多にないんですよね。
新卒のデメリット
私は新卒のデメリットは1つだと思っています。
それは就職活動が精神的に辛いことです。
今までES・履歴書の書き方、ビジネスマナー、言葉遣い、所作など、学ぶ機会がなかったのにいきなり就職活動と言われても、普通に考えて無理難題なんですよね。
皆さん、恐らく各々インターネットなどで就活の仕方を調べて、実践していると思います。
そうやって一生懸命取り組んでいる中で
■何社も書類落ち
■面接で詰められる
■上手く話せたはずなのに落ちる
■周りが内定を獲得していく
こんな状況になれば精神的に辛くなるのは当たり前なんです。
企業側も選考で落とす時に
「選考の結果、今回は残念ながら採用を見送らせていただくこととなりました。」
とだけ送って、何故ダメだったのかの理由すらも教えてくれないですよね。
書類選考に関してはサイレントお祈りと言われるように何も連絡がなければ落ちている、というのも多いですよね。
結果が来るか来ないかを待っている期間、他の企業を受けようにも全力で取り組みづらくなります。
こういったところは新卒においての皆さん学生側の大きなデメリットだと思います。
結局新卒カードは重要?
先ほどお話したデメリットがあるとはいえ、それでも新卒カードは絶対に使ってほしいです。
ただ、その使い方が重要です。
企業を選ばなければ、新卒カードを持っているだけでどこかしらには必ず就職できます。
ただ、そういうことではなく
長く働こうと思える企業に入社するため
に使ってください。
本当は
興味を持って、長く楽しく働ける企業に入社するため
に使ってほしいですが、最低でも"長く働ける"は約束してください!
この記事を書いている私(志水)は「今は転職が普通の時代だから~」という考えで適当に就活をして興味のない業界に就職しました。
ただ、すぐに辞めたいと思って転職サイトを見ていても、入社後すぐだと何のスキルもないから転職できる企業がなかなか見つからなかったんです。
つまり私が言いたいことは、
【転職するには経験とスキルが必要】
なので
【長く働きたい・働ける企業に就職する必要がある】
その結果として
【結果、転職を見据えていたとしても同じ会社で働き続けることになる】
ので、結果的に新卒の転職率も高くなくなるということだったんですね。
もし新卒カードを別に捨ててもいいと思っているなら
「転職できるから一旦どこでもいいや」
ではなく、
「転職するためにも長く働ける企業」
を探してみたら、結果的に新卒カードをうまく利用できるかもしれません!
新卒のデメリットでお話しした内容について
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